確定申告2020では、多くの人になるべく負担無く確定申告・納税をしてもらえるように、都心部に広域申告センターが開設されることがあります。
税務署は確定申告期間中でも、土日は基本的にお休みです。
そのため、サラリーマンの方が自分で確定申告書を作成してe-taxや郵送で提出するのが不安で、
- 住宅ローン控除
- ふるさと納税(寄付金控除)
- 医療費控除
など、「年末調整で調整してもらえないけど、せっかく利用を促進、負担の緩和のための税制」を活用できる確定申告をするためには、税務署の確定申告相談会場に行くために、有給休暇を取らないといけなくなります。各地の税理士会による無料税務相談を利用する方法もありますが、時間に限りがあり、概要に関する説明だけで、細かい計算までは付き合ってもらえないときもあります。
もちろん、副業でアフィリエイトやネット転売・仮想通貨取引などをされている方も収入金額によるでしょうが、
「自分で事業所得を確定申告ソフトで作るとこまではできたけど、内容がこれでいいのか不安。でも、この年度末に会社休ませてもらえないよ・・」
という方も多いと思います。
そんな多くの方のために、大阪・神戸・京都など、大都市の主要駅に「広域申告センター」が設置されることがあります。
広域申告センターとは?
ところで、なぜわざわざ「広域申告センター」という名前になっているのかというと、通常、確定申告書は、1月1日の住所地や事業所の所在地を管轄する税務署に提出することになっているのに対し、どこに住んでいる方の確定申告書でも受け付けてくれるからです。
ただし、この大変便利な広域申告センターは地方(国税局)によっても開設がまちまちで、場所も毎年のように変わるので、改めて確認が必要です。
※国税庁の報道発表資料(https://www.nta.go.jp/about/organization/nagoya/release/h24/shinkoku/center.htm)によると平成24年には広域申告センターは全国で20箇所もあり、確定申告相談会場の開設期間も1ヶ月近くありました。平成19年には還付申告センターが開設されていたこともありました。残念ながら年を経るにつれ、このような広域申告センターは数が減ってきているようです。その代わり、各税務署の個別の確定申告書相談会場が駅近くに開設されることが普通になってきているようです。
確定申告2020では、広域申告センターの設置は大阪国税局(関西・近畿)のみで、それ以外の地域では2月24日と3月3日の日曜日に、「閉庁日対応」として複数の税務署が集まった合同申告会場を引き続き開設し、確定申告書作成・相談や提出を受け付けてくれるようです。 ※ 受け付け内容も税務署によって異なります。
大阪国税局 関西エリアの広域申告センターまとめ
相談受付時間や詳細はhttps://www.nta.go.jp/about/organization/osaka/topics/kakutei_shinkoku/pdf/koiki.pdfでご確認ください。
開設日:2019年2月24日(日)、3月3日(日)
京都会場:京都府中小企業会館(JR「丹波口駅」徒歩約13分/阪急「西院駅」徒歩約15分)
梅田スカイビル会場:梅田スカイビル タワーウエスト10階JR「大阪駅」中央北口徒歩約7分/阪急「梅田駅」茶屋町口徒歩約9分
神戸会場:アスタくにづか 5番館南棟2階JR「新長田駅」徒歩約10分/地下鉄「駒ヶ林駅」徒歩約3分